やさしい大人の塗り　懐かしいおもちゃ編　No.8 やっこ凧

小田　久幸（埼玉県）

色鉛筆

子どもの頃、正月は凧上げやコマ、メンコでよく遊んでいました。１０円で買った凧には新聞紙で尾を付け、高く上がって悠然と空を舞う姿を眺め、何とも優雅なひとときを感じていました。その折黒船来航さながら突如現れたゲイラカイトには、ひそかにあこがれたことを覚えています。そんな幼き日々の思い出をイメージして描きました。世の中はコロナでガラリと変わりましたが、私は日々リハビリに励み、いつも通りの生活を送っています。※脳出血後遺症で右半身麻痺、右空間無視あり。

【審査員講評】
歌舞伎の幕やオリンピック選手などを多彩に描きこんだ、にぎやかで見飽きない作品。楽しんで描いているのが感じられる。